昨年2022年は、ドイツの物理学者でノーベル賞受賞者のアルベルト・アインシュタインが日本を訪れてから100年を迎えました。それを記念してドイツ連邦共和国は、漫画ライブペインターの内田慎之介氏の作品を描画をパネルにして日本での歓迎ぶりの様子、日本に与えた影響などに関するテキストを加え、各地でこのパネルを展示してほしいという依頼がございました。
アインシュタインなら物理なので、大阪大学の理学部なら関心を持って観ていただけれるのではないかと思い大阪大学の理学研究科に相談したところ開催を引き受けていただきこのほど大阪大学理学部のH棟で9月25日から2週間の予定でで開催されております。パネルの説明は、日本語はもとよりドイツ語でも書かれておりました。アインシュタインは、東洋への憧憬があったと言われていて、それがこの講演旅行を決心させたと言われております。東京はもとより仙台、日光も訪れたのちに関西を訪問、京都市公会堂、大阪中央公会堂、神戸の基督教青年会館、博多の福岡市大博劇場で一般向けの講演を行ったとされています。一般向けとは言ってもかなり難解なものだったのはないでしょうか?このアインシュタインの人気により、多くの若者が物理学を勉強し始めたとされています。
日本では、旅館での宿泊を希望して畳の上で和食を楽しんだこともあったようです。
日本各地で大歓迎を受けたアインシュタインは、このような素晴らしい歓迎は個人として受けるのはあまりに大きすぎるので科学の名のもとに受けたいと述べたと記録されています。
このパネル展は、いままで知られていないアインシュタインの一面を知ることができなかなか興味深い内容であると思いました。
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