人物
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《読書案内》時間感覚から見たドイツ政治史―クリストファー・クラーク(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳)『時間と権力』―
「重力が光を曲げるように、権力は時間を歪める」(本書11頁)。今回紹介するクリストファー・クラーク(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳)『時間と権力』の序論は、このような格言めいた文句から始まっています。歴史の表舞台に立った権…
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《読書案内》ドイツと日本の「現代史」を振り返る-中井晶夫『二つの世界大戦への道』-
「今日では政治であることが、明日には歴史に属している Das, was heut…
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《読書案内》「鉄血宰相」が岩倉使節団に語ったこと―飯田洋介『グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争』
今年は1871年のドイツ統一から150周年。その2年後の1873年、帝都ベルリンへやって来た日本の岩…
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《読書案内》あの時、人は確かに「英雄」を見た―樺山紘一『《英雄》の世紀』
昨年12月、偉大な音楽家ルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェン Ludw…
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《読書案内》ベルリンに名を残す女性革命家―姫岡とし子『ローザ・ルクセンブルク』
ローザ・ルクセンブルク広場ベルリン都心部に聳える荘厳な灰色の建物…