読書案内
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《読書案内》日本ドイツ学への「異議申立」―今野元『ドイツ・ナショナリズム』―
先月の11月11日。第一次世界大戦の終わりを記念するこの日、私の姿は神戸市立外国人墓地にありました。そこでは午前11時半から「戦没者のための仏独共同記念式典」が催され、フランス共和国総領事のジュール・イルマン Jules…
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《読書案内》独裁者の評伝から考える、人物史の在り方―芝健介『ヒトラー』―
「ナチズム」がドイツ史を語る上で避けて通ることのできないテーマであるように、アド…
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《読書案内》「蠢き」の帝国史―A. J. P. テイラー(倉田稔訳)『ハプスブルク帝国 1809-1918』―
ハプスブルク帝国の民族分布図(1855年頃、ウィキメディア・コモンズより)今…
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《読書案内》時間感覚から見たドイツ政治史―クリストファー・クラーク(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳)『時間と権力』―
「重力が光を曲げるように、権力は時間を歪める」(本書11頁)。今回紹介するクリス…
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《読書案内》「ナチズム」が「”国民”社会主義」と訳されるべき理由―ジョージ・L・モッセ(佐藤卓己・佐藤八寿子訳)『大衆の国民化』―
ドイツ史を語る上では避けて通ることのできない、「ナチズム」の歴史。国民社会主義ド…
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《読書案内》多民族帝国が崩壊するとき―大津留厚『さまよえるハプスブルク』―
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《読書案内》鉄道を巡る戦後ドイツ史-鴋澤歩『ふたつのドイツ国鉄』-
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《読書案内》ドイツと日本の「現代史」を振り返る-中井晶夫『二つの世界大戦への道』-
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《読書案内》「鉄血宰相」が岩倉使節団に語ったこと―飯田洋介『グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争』
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《読書案内》あの時、人は確かに「英雄」を見た―樺山紘一『《英雄》の世紀』