冷戦
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《読書案内》再構成される道程、残された分断―板橋拓巳『分断の克服 1989-1990』―
冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊し、東西ドイツが統一されてから、早くも三十年以上が経っています。直後の報道を見ると、一部で懐疑的な声を挟みつつも、全体的には「分断の克服」を寿ぐものがほとんどのようです。しかし、これ…
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《読書案内》想い出の国を語る―森田安一『スイスの歴史百話』―
仕事柄、ドイツ国籍の方々と接することの多い筆者。しかし、筆者が生涯初めて接したド…
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《読書案内》「反時代性」ゆえの「先見の明」―野田宣雄(竹中亨・佐藤卓己・瀧井一博・植村和秀編)『「歴史の黄昏」の彼方へ』―
先月の12月19日、筆者は京都市左京区の「清風荘」で門番を務めていました。この日…
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《読書案内》鉄道を巡る戦後ドイツ史-鴋澤歩『ふたつのドイツ国鉄』-
ドイツの首都ベルリンの中心部には、「フリードリヒ通り…