2023年12月29日に京都の明福寺でジルベスターコンサートを開催致しました。京都の寺院に大きな舞台を作り、ライトアップをして、クラシック音楽の演奏会をするという形式は、最近は珍しくなくなりました。
今回、私が開催したコンサートのコンセプトは、寺院を会場に、まるでヨーロッパのサロンコンサートのように、アットホームな形式で演奏会をすることでした。
大阪日独協会の岡本幸治様から明福寺の青地伯水住職をご紹介頂きました。青地先生は、ドイツ文学者で京都府立大学にて教授もされています。
私はドイツに留学していたことから、ドイツという共通点に大変喜びを感じました。明福寺の中には畳の大広間があり、そこにはヤマハの立派なグランドピアノが設置されております。畳とピアノの組み合わせに驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、とても温かみのある丁度良い響きを作ることができるのです。落ち着いたお部屋の雰囲気によって、ゆったりと音楽に耳を傾けることができます。面白いのは、壁にはヨーロッパの風景画が飾られており、不思議とマッチしておりました。
この日私が演奏した曲目は、ベートーヴェンのソナタやショパンの作品。
千年の都「京都」の得も言われぬ独特の雰囲気と、ヨーロッパの歴史と共にあるクラシック音楽の融合は、演奏者と聴衆を異空間へ誘う、そんな時間でした。これからも、このような会場で演奏を続けて行きたいと思っております。
4月21日日曜日には明福寺にてシリーズ2回目も開催予定です。皆様に是非ご来場頂けましたら嬉しいです。関西圏でお寺や神社でピアノがありましたら、情報もお待ちしております。
2024年もどうぞよろしくお願い致します。
土師さおり
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☆☆☆初めてのジルベスターコンサートを開催して☆☆☆
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