今年(2024年)の全国日独協会連合会総会は、2024年4月18日~20日まで鳴門日独友好協会を主幹協会として鳴門市ドイツ館で開催されました。
このドイツ館は、第一次世界大戦のドイツ人俘虜と坂東の人々との交流を後世に伝えるために建てられたもので当時の貴重な資料が展示されています。
会議は、4月19日(金)の13時から始まり、鳴門日独友好協会の村澤会長の開会宣言の後で井上ゆかり氏の独唱、村澤会長のピアノ伴奏で日独両国の国家が歌われました。
その後、東原日独協会連合会会長の主催者挨拶があり、続いてフォン・ゲッツェ駐日ドイツ大使、ザクシンガードイツ総領事、後藤田徳島県知事、泉鳴門市長の来賓挨拶がありました。
今年は、鳴門市と北ドイツのリューネブルク市の姉妹都市50周年であることから、リューネブルク市のカーリッシュ市長からもビデオメッセージが寄せられました。
続いて会議に移り、出席協会は19、委任状提出協会は、21となり合計で過半数を超えているのでこの総会が成立するとの報告がありました。
決議事項1:全国日独協会連合会会長の選任は、東原敏昭氏が賛成多数で再任が承認されました。
決議事項2:連合会監事2名の選任は、千葉県日独協会の志賀氏と茨城県日独文化協会の野澤氏が再任され、賛成多数で承認されました。
決議事項3:2023年度の決算(案)の承認と監査報告 資料に基づき説明があり、監事からも監査報告書通り問題ないと報告があり、第3号議案は、賛成多数で承認されいました。
決議事項4:2024年度の予算(案)の承認 予算案の説明があり、2024年10月開催の「日独パートナーシップデー」への若者派遣経費の一部として連合会記念事業積立金25万円を支出すると報告があった。
この予算案は、賛成多数で承認されました。
決議事項5:解散・退会の承認 八戸日独協会から解散・退会届が出ており、この退会が承認されました。
報告事項として副会長人事が報告され、北海道、とちぎ、ぐんま、横浜、豊橋、名古屋、大阪、神戸、西日本の日独協会の会長が再任されました。仙台日独協会の藤田氏が退任されました。
2025年の全国日独協会連合会総会の開催地は、東京を予定しています。
議事が終了したのちは、各地の日独協会から活動内容について報告がありました。
この総会に出席されたシタンツェル独日協会連合会会長とベルリン日独センター事務総長のミュンヒ氏から本年の10月にベルリンで開催される「日独パートナーシップデー」についての説明がありました。
翌日の4月20日(土)は、鳴門市ドイツ館の見学、記念のコンサートがあり、その後に鳴門市ドイツ館の森館長から「徳島の中のドイツ-慰霊碑に導かれた日独交流」と題する講演がありました。
昼食後にドイツ村公園へ移動してドイツ兵士慰霊碑に献花してすべての行事を終了し、解散となりました。鳴門日独友好協会の皆様、鳴門市の国際交流を担当されている職員の方々には大変お世話になりました。
以上、ご報告まで。
(大阪日独協会事務局・和田)
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