哲学
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《読書案内》ドイツ農業史家が提供する、緊張感のある読書体験―藤原辰史『歴史の屑拾い』―
筆者はこれまで二年以上、ドイツ史に関わる本を毎月のように紹介してきました。しかし、専門的な歴史学者の書く本は、その実直さゆえに難しく味気の無いものとなりがちです。勿論、こうした叙述は、著者が《学問的誠実さ》を発揮したもの…
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《読書案内》信仰と科学との間で思索すること―クルト・ノヴァク(加納和寛訳)『評伝 アドルフ・フォン・ハルナック』―
「関西には、カトリックのドイツ系教会だけではなくて、プロテスタントのドイツ系教会…
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《読書案内》「円」と「場」が織り成す人々の交わり―上山安敏『神話と科学』―
家庭や学校や会社など、我々は様々な集団に属しながら生きています。他ならぬ大阪日独…