ドイツ四方山話
-
《読書案内》時間感覚から見たドイツ政治史―クリストファー・クラーク(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳)『時間と権力』―
「重力が光を曲げるように、権力は時間を歪める」(本書11頁)。今回紹介するクリストファー・クラーク(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳)『時間と権力』の序論は、このような格言めいた文句から始まっています。歴史の表舞台に立った権…
-
《読書案内》「ナチズム」が「”国民”社会主義」と訳されるべき理由―ジョージ・L・モッセ(佐藤卓己・佐藤八寿子訳)『大衆の国民化』―
ドイツ史を語る上では避けて通ることのできない、「ナチズム」の歴史。国民社会主義ド…
-
《読書案内》多民族帝国が崩壊するとき―大津留厚『さまよえるハプスブルク』―
大阪市の大正区には、第一次世界大戦中の1914年11月から1917年2月まで、「…
-
《読書案内》鉄道を巡る戦後ドイツ史-鴋澤歩『ふたつのドイツ国鉄』-
ドイツの首都ベルリンの中心部には、「フリードリヒ通り…
-
《読書案内》ドイツと日本の「現代史」を振り返る-中井晶夫『二つの世界大戦への道』-
「今日では政治であることが、明日には歴史に属している Das, was heut…
-
欧州チャレンジとドイツでの出会い ―UTSUWAプロジェクト@Berlin―
-
《読書案内》「鉄血宰相」が岩倉使節団に語ったこと―飯田洋介『グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争』
-
《読書案内》あの時、人は確かに「英雄」を見た―樺山紘一『《英雄》の世紀』
-
《読書案内》どうしてカントとゲーテの国でヒトラーが?―野田宣雄『ドイツ教養市民層の歴史』
-
《読書案内》ベルリンに名を残す女性革命家―姫岡とし子『ローザ・ルクセンブルク』